前から、
- おもしろい
- タメになる
と噂は聞いていたので、いつかは読んでみたいと思っていました。
ですが、
バイオレンスな感じがどうも苦手でどうしても読めなかったんですよね。
古谷実さんの、
- 不思議で
- 言葉が妙に哲学的で
- こういう人と語ってみたいな
と、思えるような漫画が好きなんですけど、
意外とそんな世界で楽しめてます。
暴力的は描写に持っていかれそうになりますが、
それぞれのストーリー、心理描写が詳しく書かれてあって感情移入しやすいです。
フリーターくん編
その中でも特に私の中に響いたのが
【フリーターくん編】です。
専業主婦だけど、外で働いてないことに少なからず負い目を感じている私は、他人事とは思えませんでした。
フリーターくんだけど日雇いで働いてるじゃん
フリーターくんは実家の自分の部屋で自分の定位置でゴロゴロしている様子。
引きこもりのような描写でした。
ですが、
日雇いで働いてるじゃん!!!
日雇いで定職ではないかもしれませんが、ちゃんと社会と接点持っている地点で道は全然開けてる!と思ったのです。
定職についている方は特に感じなかった描写かもしれませんが、私は感心しました。

外で働いている地点で、ゼロじゃなくてイチができてるよ!
毎日ブログ更新してるじゃん
職場でや日常でイライラしたことを、【鬱ブログ】に書き込んでいます。
フリーターくんにとっては何気ないコトなのかもしれませんが、私にとっては
自分の思いを毎日書き込める、続けられるなんてすごい!
ですよ!!

何でも、続けるってなかなか難しいコトですよね
強みここにもあるじゃん!と尊敬ですよ!
『こんな僕でも、なんとかなりました!』
フリーターくんが一念発起し、フリーペーパーで求人を探すんですけど笑顔の集合写真を見て
「元気な仲間に溶け込めね〜」
「俺絶対浮いちまう」
っていうんですよ!
まさに、ですよね!
職場は誰でもウエルカムな雰囲気を出すためにあの感じを出しているんでしょうけど、入る側からするとハードル高いですよね。
あのノリ、そしてあの輪の中に入れる自信がないって。
そこでフリーターくんがこんなのがいいなと想像したのが
『こんな僕でも、なんとかなりました!』
未経験でも全然大丈夫
干渉する人もいないので気楽じゃないの
という冴えない感じの人な人たちが写っているてきとう興産。
こういうところじゃないと居場所作れないよ〜って言ってたけど、

この面白さを全面に出してくれたら友達作れそうだけどな!むしろ仲良くなりたいくらいだわ!
と思ってしまいました。
お母さん、気持ちはわかるけどレバかけすぎ。。。
旦那さんは早期退職。
息子はフリーター。
私が家のローンを返すためになんとかするしかない!
と、株でなんとかしようとしていたフリーターくんのお母さん。
そこも、気持ちがよくわかってしまう!
だけど、信用取引で追従を食らってしまします。

私も信用取引経験があるけど、追従を食らう前に怖くて損切りしてしまうかも
いくらマイナスになるとはいえ、自分の出した金額以上のマイナスは怖くて出せないです。
だからそこまで大きく勝てないのだろうけど、
買いは家まで売りは命まで
とあるように、信用取引はよく理解した慣れた人でないと怖いな〜と思ってしまいました。
1回上がって取り返せるところまで行ったのに、
「まだ騰がります」
と言われてそのまま置いておくことに。
他人を見ているから何やってんの〜!?
って思えたけど、自分も同じような状況になった時に
一度言われたように上がっているし、
お金で色々解決できることを考えると
売らない選択もしてしまいかねないのかな〜と思いました。
まとめ
ウシジマくんは色んな人生があるのですが、今回の【フリーターくん編】は刺さるところが多い会でした。
まだフリーターくん編完結するまで読めていないので楽しみにしています。
人生を踏み外すところって紙一重すぎて、他人事ではないですよね。
そこに漬け込む人もたくさんいるんだろうし。
人生の教科書だな〜と思いました。
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