数年前、「米国債がいい」という声をよく耳にしました。
でも私はなぜか、そこに小さな違和感を感じていました。
投資の世界には「王道」や「正解」と言われるものがあります。
けれど、最終的にお金を預けるのは自分自身です。
今回は、投資を通して感じた
違和感を無視しないことの大切さについて書いてみます。
米国債ブームに感じた違和感
数年前、米国債がいいという話をよく聞きました。
でも私の中では、どこかしっくり来ませんでした。
『家庭の金銭学』を読んだとき、
国債は自分にとってリスクの方が大きいように感じたんです。
株なら配当が増えたり、インフレに合わせて株価が上がる可能性があります。
でも債券は利息が決まっていて、途中解約すると元本割れすることもある。
「自分には合わないかもしれないな」
そんな感覚がずっと残っていました。
学べば学ぶほど強くなった感覚
FPの勉強をしたり、本を読んだりする中で、
その違和感はむしろ強くなっていきました。
投資って、知識だけじゃなくて
自分の価値観や納得感との相性も大きいと思うんです。
みんながいいと言っていても、
メリットばかりに見えても、
自分が納得できないなら無理に手を出さなくていい。
最近はそう思えるようになりました。
「わからないものに投資しない」という姿勢
投資で一番怖いのは、
理解していないものにお金を入れてしまうことだと思っています。
だから私は、
- よくわからないものには手を出さない
- 違和感があるものには乗らない
- 納得できるまで投資しない
このスタンスを大事にしたいと思っています。

逆に、自分なりに理解して
「これは納得できる」と思えるものなら、
ある程度思い切って投資してもいいのかもしれませんね。
インデックス投資へのもう一つの違和感
もう一つ、ずっと考えていることがあります。
S&P500やオルカンなどのインデックス投資です。
多くの本を読むと、結局は
「長期のインデックス投資が最適解」
という話にたどり着きます。
プロでも市場平均に勝ち続けるのは難しい。
だから初心者ほどインデックス投資がいい。
理屈としては、とても納得しています。
でもそれは“投資”なのかな?と思うこともある
積立投資は合理的だし、資産形成にはとても良い方法です。
でもふと、
それは投資というより、少し貯金に近い感覚なのでは?
と思うこともあります。
もちろん結果は全然違います。
複利の力もあるし、長期で見れば大きな差になります。
ただ、個別株に投資すると、
- 企業について調べる
- 世界情勢や政治に興味が出る
- 決算書の読み方を学ぶ
- PERやPBRなど用語が気になる
- 税金や簿記の知識にもつながる
と、視野がどんどん広がっていくんですよね。
「先にギブする」という投資の考え方
個別株のことを考えたり、投資について学んだりしていると、
最近よく思うのが
投資って「先にギブすること」なんだなということです。
お金を投じるのもそうですが、
それ以上に時間や労力、関心を先に差し出す感覚に近い気がしています。
企業を調べたり、社会の動きを見たり、
知らないことを学んだりする。
そうやって先にエネルギーを渡すからこそ、
後からリターンがあるのかもしれません。
これは株に限った話ではなくて、
- 人間関係も、まず自分から与えること
- 知識も、先に学び続けること
- 健康も、日々の積み重ねが後から効いてくる
そんな「先にギブする姿勢」とすごく似ている気がします。
インデックス投資は効率が良くて合理的ですが、
個別株投資をしていると、
こういう広い意味での「投資」という概念に触れられるのも面白いところだなと思います。

お金を増やすだけじゃなく、
物事への向き合い方そのものを教えてくれるというか。
そういう意味では、投資って
人生の縮図みたいな側面もあるのかもしれません。
初心者にはインデックス投資を勧めるけれど
とはいえ、今まったく投資を知らない人にすすめるなら、
やっぱりインデックス投資になると思います。
インデックス投資は合理的な手法です。
効率という意味では、非常に優れています。
ただ、
個別株投資には別の価値があります。
企業の存在意義を考える。
社会の構造を理解する。
経済の流れに意識が向く。
つまり、お金以上のリターンをもたらしてくれる。
それは知識だったり、視野の広がりだったり、
あるいは人生の見方そのものかもしれません。
まだまだ勉強中ですが、
投資を通して少しずつ見える景色が変わってきました。
これからも私は、違和感を無視せず、
先にギブする姿勢を忘れずに、
自分なりの投資と向き合っていこうと思います。


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