6月に読んだ本の中で特におすすめのものを紹介します【小説編】

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本・学び

最近は狂ったように図書館通いをしています。
近いし気分転換の外出になるし、何より本が読める!
私が通っているところは小さくて種類も少ないので本当はもっと遠くに行きたいのですが、今は遠出ができないので近場で我慢。
その代わりどんどん取り寄せを活用させてもらっています。
その中で私が面白かったと思ったものを紹介します。

本性 伊岡瞬

男をたらしこんでは消えていく女〈サトウミサキ〉。別の焼死事件を追っていた刑事の元に15年前の名刺が届いたことから、過去を探り始めた刑事たちはミサキに迫っていくが…。クライム・サスペンス。

伊岡瞬さんの作品は初めてだったのですが、とてもおもしろく次が気になるのでどんどん読み進められました。
あらすじにあるように〈サトウミサキ〉がキーポイントなんだろうな、というのはわかるのですが、どこで絡まっていくのかどうしてそうなったのか知りたくて読みたくなるといった感じです。

最近小説を読んでないなと思い、何か刺激になるものが欲しかったのか、今の心情にちょうどよく読めました。
これ以上重かったら引っ張られるので無理ですが。
こういう魔性の女的な事件好きです。

こちらあみ子 今村夏子

純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した表題作と、「ピクニック」、書き下ろし短編「チズさん」を収録する。

今村夏子さんめちゃくちゃ好きなんですよ〜。
こういう、ちょっとひねくれたように天邪鬼な登場人物たちに惹かれてしまう。
ちょっと変わってる?と途中から思うけど、自分と似ている、自分も変わっているのか?そんな他の作家さんにはなかなか無いような人物が出てくれるのが好き。

でも深くは考えられない私なので、結局どういうこと?!誰か教えて!と本の感想を読んだり、考察を見てしまいます。
そして後からじわじわと意味がわかって少し怖くなったり、考えさせられる感じも好き。
もう全部と言っていいほど今村さんの作品は読んじゃったので、また作品が出るのを楽しみにしています。

いい子のあくび  高瀬 隼子

歩きスマホの人を除けるのは、職場で備品を補充するのは、なぜいつもわたし? 不合理な偏りだらけの世の中に生きる女性たちの、静かな心の叫びを描く。全3話を収録。『すばる』掲載を書籍化。

このあらすじを読んで、不合理わかる〜と共感したくて読んだけど、主人公ほどイライラしてないという事が理解できました。
ちょっと余裕があるからだろうけど、同じ立場だったら、ん〜でもそこまで考えないかな?

でも切羽詰まった時は本当に心の中で何度も何度もひどい言葉をかけてるよね。
みんな我慢してるけど、不条理なことって色々あるよね、と共感したくなる一冊でした。

星の子 今村夏子

林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だった娘を救いたい一心で、ちひろの両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族のかたちを歪めていく…。『小説トリッパー』掲載を単行本化。

無本意ながらちょっと笑ってしまいました。
このおかしな人を表現するのが上手いですよね。
笑うどころかシリアスなんだろうけど。
最後はちょっとホラーだし、宗教って実態のわからないものだから怖いと思ってしまうけど、怖いもの見たさや興味で知りたくなる。
でも、主人公は可哀想に感じたな。

本のおかげで、物理的に遠出ができなくてもいろんな世界へ連れて行ってもらったりいろんな考え方を共有してもらえたりしています。
読んでいる時はその世界へ入れるので不安やモヤモヤが襲ってこないので、読める時は読んでいます。
今はマンガ、エッセイ漫画でもう少し入りやすいものに頼ったりしていますが現実離れしたい時におすすめです。

ジャンルを問わず気になるものを片っ端から読んでいるのでいろんなものを紹介できたらと思います。
またあげますね。

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